はじめに: 旅のきっかけ 

AFC CHAMPIONS LEAGUE 2017
グループリーグ観戦記

 2017.02.22 第一戦 HOME
水原三星ブルーウイングス戦

 -T-:精神一到何事か成らざらん 

 2017.03.01-02 第二戦 AWAY
東方沙龍SC戦

 3/1 -T-:断じて行えば鬼神も之を避く
 3/1 -U-:巡礼潮流-香港編 其ノ一-
 3/1 -V-:忍の一字は衆妙の門
 3/1 -W-:九仞の功を一簣に欠く
 3/2 -T-:巡礼潮流-香港編 其ノ二-
 3/2 -U-:巡礼潮流-香港編 其ノ三-
 3/2 -V-:ミヤコワスレの花言葉  

 2017.03.14-15 第三戦 AWAY
広州恒大戦

 準備編:先は野となれ山となれ

 3/14 -T-:惚れて通えば千里も一里
 3/14 -U-:虎口を逃れて竜穴に入る
 3/14 -V-:老驥千里を思う
 3/15 -T-:巡礼潮流-広州編-
 3/15 -U-:ならぬ堪忍するが堪忍  

 2017.04.12 第四戦 HOME
広州恒大戦

 2017.04.25-26 第五戦 AWAY
水原三星ブルーウイングス戦

 2017.05.09 第六戦 HOME
東方沙龍SC戦戦


 2017.03.01 第二戦 AWAY 東方沙龍SC戦

-T-:断じて行えば鬼神も之を避く


川崎フロンターレのAFCチャンピオンズリーグ第二戦は香港で行われる。

AFCチャンピオンズリーグと言えば、必然的に中国、韓国、オーストラリアのチームとの対戦が多くなるが、 数は少ないものの、それ以外の国からも数チーム参加する。
こういうチームは大抵「サッカー後進国」と呼ばれる国のチームであり、普通中々サッカーを見に行く国ではない。
それゆえに、こういう国のチームと戦う事は非常に貴重な機会であり、AFCチャンピオンズリーグの醍醐味である。

ただ今回、私は準備段階で完全に失敗していた。

と、いうのも、試合のチケットを入手出来なかった。

川崎フロンターレから事前に発表されていた情報では、今回試合会場となる旺角大球場の収容人数は約6600席で、アウェー側に用意されたのは350席。 アウェー席が若干少ない気もするが、通常平均入場者数が約1000人位の香港リーグという事を考えると十分な収容人数であり、アウェー席が無理でもホーム側で余裕だろうと見込んでいた。

しかし、この読みが完全に甘かった…。

チケットは販売日当日、ホーム側がまず完売。その後、アウェー側も完売、と完全にSOLD OUT。
このまさかの事態に慌てふためくも時既に遅し。結局色々と調べては見たが、チケット入手に関する有力な情報もなく、 時間だけが過ぎ、とうとう出発日当日を迎える事になった。

正直、試合を見るだけなら、香港に行くよりも日本にいた方がTVで確実に観戦出来る。
ただ、飛行機もホテルもキャンセル期間はとっくに過ぎているし、会社にも休みを申請している。 それに、多分スタジアムまで行けばどうにかなるだろう、という楽観的な考えもあった。実際、これまで海外でサッカーを観戦する場合、事前にチケットを用意していた方が少ないぐらいで、 人気と言われる試合でもどうにかなっていた。
まぁ、ぶっちゃけて言えば「金さえあればどうにでもなる」というのが実情である。

まぁ、最悪、チケットが手に入らなくても、スタジアムの外から雰囲気を感じるのもある意味特別な体験であり、 そもそも私には“香港のスタジアム巡礼”という目的もある。

と、いうわけで、私にとってはチケットが事前に手に入らなかったらというだけでは行かない理由には全くならず、 それはそれで十分に楽しめそうだった。



2月28日23時過ぎ、職場から羽田空港に直行する。
飛行機の出発時間は3月1日6時半。始発で向かうと時間的に無理があるし、タクシー代もバカにならないので、事前に空港で待機することにした。

とは言え、チェックイン開始時間までの約四時間、何にもすることがない。
仕事終わりで頭も体も疲れてはいたが、ベンチで横になってみるも中々寝付けない。

ゴロンゴロンと寝がえりを打ち、回数も分からなくなってきた頃、ようやくチェックインが始まる。

私は早々に手荷物検査、出国手続きを済ませ、出発ロビーに躍り出た。
と、いうのも、羽田空港国際線出発ロビーにはあの「六厘舎」がある。私にとって羽田から海外に行く時の楽しみの一つであり、喜びの一つでもある。 今回は時間の無かった前回のタイ旅行とは違い、時間もたっぷりあるので迷わず「つけ麺」をチョイス。15分近くの待ち時間が逆に期待感と空腹感を増長させ、体の細胞が隈なく「六厘舎」のつけ麺を受け入れる体制が整う。
しかも、今回は早朝の便という事もあり、私が一番乗り。他の乗客の姿も見えず、あの「六厘舎」が私の為だけにつけ麺を作るという非常に贅沢な時間を堪能する事が出来た。



お腹も心も満たされた私を乗せた飛行機は定刻通り6:30に離陸。香港には予定時間より少し早い10:30に到着した。

入国審査を済ませ、先ずは市内に出るためのエアポート・エクスプレスに乗車する。




今回、切符は旅行者向けの特別オクトパスカード「エアポート・エクスプレス・トラベルパス」を購入した。このカードはHK$350(カード返却時に返金されるデジポットHK$50を含む)で香港国際空港往復と3日間のMTR(地下鉄)が無料になる、私の様に頻繁に移動を重ねる人間にとっては財布にも手間的にも優しいカードである。

まぁ、私の場合、二日間しか滞在しないので実質一日分は無駄になるが、それでも計画通りに旅程が進めば元は十分に取れる。後、個人的にはこれ一枚で滞在中の交通費が確定するというのも嬉しい。



空港を出発して30分、列車は終点の香港駅に到着した。

本日の試合開始時間は現地時間で20時。開門時間は二時間前の18時で、チケット入手の為少し早くいくとしてもまだまだ時間がある。

と、いうわけで、当初の予定通り“スタジアム巡礼”を開始する。

一般的には香港に来たら、飲茶を食べて、トラムに乗り、買い物をして100万$の夜景を見るのだろうが、私にとっては正直どうでもいい。
飲茶より芝生の香り、買い物&夜景よりもスタンドである。

そういう訳で、早速MTRに乗り換え、最初の目的地に向かう事にした。


2017.03.01 東方沙龍SC戦 -U-:「巡礼潮流-香港編 其ノ一-」に続く・・・


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