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松山中央公園野球場

■愛称:坊っちゃんスタジアム
■住所:愛媛県松山市市坪西町625番地1(松山中央公園内)
■オープン:2000年5月
■収容人数:30000人

以前、松山市には松山城山公園内に松山市営球場があったが、1980年代には老朽化が問題となり改修&拡張を検討したものの、球場のあった城山公園内は松山城を控える国の史跡であることから工事を行う事は極めて困難であった。 それゆえ、松山市は1993年3月、松山中央公園内に新市営窮境をはじめとするスポーツ施設の建設を発表。2000年5月に四国4県で唯一の30,000人規模の収容人数を誇る野球場として同球場が完成した。
松山市は球場完成後、プロ野球の誘致を積極的に行っており、毎年少なくとも1カード2試合の公式戦が行われている。また、2000年には四国地方では初のオールスターゲームも開催され、2004年からは東京ヤクルトスワローズの秋季キャンプも行われている他、 2005年に設立された独立リーグ・四国アイランドリーグplus/愛媛マンダリンパイレーツの本拠地、 高校野球、社会人野球などのアマチュア野球公式戦等、高い稼働率を誇っている。



■JR四国予讃線「市坪」駅より徒歩1分

最寄り駅のJR四国予讃線「市坪」駅は松山駅から一駅。スタジアムは駅の目の前にある。 一応、プロ野球等開催時は臨時列車が運行される他、車両の増結、特急「宇和海」も臨時停車するらしいが、それでも通常の運行本数が一時間に2〜3本と少ない上に、車両も一両→二両となるだけなので不便な事には変わりない。
・スタジアムの最寄駅である予讃線「市坪」駅は、オールスターゲーム開催と「正岡子規の野球殿堂入りを記念して「の・ボール」駅の愛称が付与されている。
そもそも、正岡子規は"野球"という言葉を造ったという説があり、子規の幼名の「升」(のぼる)に引っ掛けて「野(の)球(ボール)」としたと言われている。 もっとも、「ベースボール」を、初めて「野球(やきゅう)」と日本語に訳したのは中馬庚であり、正岡子規ではない。
しかし、「打者」「走者」「四球」等、数多くの野球用語の日本語訳を正岡子規が作り出したのは事実であって、 実際に正岡子規自身も野球を楽しんでいたらしい。
・ただ、駅自体は非常に小さく、常駐の駅員もいなければ改札もない。切符は簡易な自動券売機が一つあるだけなので、プロ野球開催時等は事前に帰りの切符は確保しておいた方が良いだろう。

 【出かける前に】

松山中央公園野球場の天気
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・逆円錐形の上層スタンドが特徴のスタジアム外観。 上層スタンドは下層スタンドから鉄骨の柱で持ち上げている。 自然の形態を連想する事が出来るよう意図されているらしい。
・正式名称は「松山中央公園野球場」だが、一般的には公募で決まった愛称の「坊っちゃんスタジアム」で浸透している。 また、すぐ横には松山中央公園サブ野球場(愛称:マドンナスタジアム)も隣接している。
・球場へは二階コンコースからの入場となり、球場の周りには長いスロープが設けられている。
・立派な内野スタンド外観に対して、外野スタンド外観は典型的な地方球場そのもの。
・ただ、スコアボールは丸みを帯びた小判を半分に割ったような独特な形をしている。
・また、球場に隣接する形で投球練習場も用意されている。プロ野球のキャンプや自主トレーニングで頻繁に利用される球場ならではである。

・この球場の特徴として、球場周辺に記念碑が非常に多い事が挙げられる。 これはこの地の「野球愛」に由来するものであり、野球王国「松山」の名に恥じないものである。
↑正岡子規/野球殿堂入り記念碑
↑愛称の由来となった小説『坊っちゃん』の作者である夏目漱石の親友・正岡子規の句碑。
↑松山商業高校を初の全国出場に導き黄金時代の礎を築いた名将・近藤兵太郎氏の記念碑。
↑松山市営球場時代のプレート。
↑毎年秋季キャンプを行っているヤクルトスワローズのセントラルリーグ優勝記念日。
↑2005年4月4日、この球場で2000本安打を達成した古田敦也氏の記念碑。
↑愛媛県出身の著名人や愛媛県にゆかりのあるプロ野球選手の手形のモニュメント。

と、とにかく盛沢山。 これだけ記念碑やモニュメントが設置されている球場はプロ野球の本拠地球場でもあまりないだろう。

・光が差し込む開放的なコンコースはどこからでもグラウンドが見渡せる。
・コンコースには春のセンバツ高校野球と夏の高校野球選手権の記録が記されたプレートが各大会ごとに設置されている。開催地である甲子園球場でもここまで立派なものはない。この球場の野球愛は本当に凄い…。

・収容人数は内野1階スタンド10200人、内野2Fスタンド9800人、外野スタンド6200人、立見3800人の計30000人。
地方球場としては30000人を超える収容人数は一つの基準となる数値であり、四国の野球場で30000人を超える収容人数を誇る球場は同球場だけである。
・両翼99.1m、中堅122m。内野はクレー舗装で外野は天然芝。
非常に整備が行き届き、天然芝も一年を通して新緑が保たれている。ただ、これだけ素晴らしいスタジアムだが残念な点もある。 それは内野のファールグラウンドが非常に広い事、そしてその部分が人工芝だという事である。この部分が改善されれば、日本でも屈指のスタジアムとなるだろう。
・スタンド形状はより多くの観客席をピッチャーマウンドに向けるという条件を基に『おむすび形平面』を採用。内野スタンドは二層式でグラウンドに近づけることにより、各座席からの良好な可視範囲を確保している。 また内野スタンドは全て背もたれ付きの個別席で、一階スタンドは「グレー」、二階スタンドは「青」の落ち着いた色調で統一されている。これは色のあたえる心理的効果も考慮されたためである。
・内野スタンドに架かる屋根はウェーブがかかったデザインで全体的に浮遊感を持たせている。これは『波のうねり』『鳥の翼』等、自然の形態を連想する事を意図しているらしい。
・外野スタンドは一層式。地方球場でありがちな芝生席ではなく、長椅子の固定席が設置されている。 席の前後もしっかりとしたスペースが確保されており、快適に観戦出来る。
・開場当初のスコアボードは全面磁気反転式のものだったが、2002年のオールスター開催を機に電光式に変更。右側には三食表示が可能なフリーボードも設置されている。また、2012年に改修工事では スコアボードのボールカウント表示も国際基準のBSO表示に変更された。

・球場正面には野球歴史資料館も併設している。資料館は二つあり、向かって左側がプロ野球関連の資料館、右側がアマチュア野球関連の資料館となっている。

作成日:2018/2/22
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