はじめに:旅のきっかけ

 10/19 -Ⅰ-:制限時間:4時間23分
 10/19 -Ⅱ-:星屑のホッフェンハイム
 10/20 -Ⅰ-:個々は渾沌の隷也
 10/20 -Ⅱ-:紅血のタカヒロ・セキネ
 10/20 -Ⅲ-:魂焦せ、燃えよインゴル!
 10/21 -Ⅰ-:光芒のイェーナ
 10/21 -Ⅱ-:ライプツィヒの幻陽
 10/21 -Ⅲ-:虹霓のタクマ・アサノ
 10/22 -Ⅰ-:新緑のクローバー
 10/22 -Ⅱ-:ニュルンベルクの残光
 10/22 -Ⅲ-:暁の純潔
 10/23 -Ⅰ-:バーデンブリュテンブルク潮流
 10/23 -Ⅱ-:ザントハウゼンの肖像
 10/23 -Ⅲ-:I'm still standing
 10/24 -Ⅰ-:see off

 10/20-Ⅲ-:魂焦せ、燃えよインゴル!




感想を簡単に。

・試合は終始ボールを保持し、前半終了間際、中盤と効果的に点を重ねたインゴルシュタットが勝利。 技術的には雑な部分も散見されるが、ブンデス二部らしいゴツゴツとした気持ちのこもったプレーは見ていて十分楽しめるものだった。
・金曜日のナイトゲームという事もあってか、スタンドは所々に空席が目立つ寂しい状況。 まぁ、クラブ自体が合併してからそれ程時間が経っているわけでもなく、その中でも一部昇格を経験したりと、まだまだ浮き沈みが激しい状況だけに、サポーターの数で言えばまだまだなのだろう。 ただ、試合がインゴル優位で進むにつれ、手書きのボードを持って最前列に陣取る子供がどんどん増えていった。 周りを気にせずにボードを振り回すので、若干ピッチが見辛くなるのはアレだが、そこはクラブの未来を考えるとしょうがない。ドンドン遠慮せずに熱狂して貰いたいと思う。
・対して、ハイデンハイムは成績自体はここ2~3年でやっと二部に昇格出来た程度ではあるが、100年を超える歴史あるクラブである。この日も、アウェースタンドを埋め尽くす沢山のサポーターが駆け付けていた。 選手入場時にはハートで型どられたボードで「♡」のコレオを実施。見事だった。
・残念ながら関根君、渡辺君の両日本人所属選手はベンチ入りも無く、試合で見る事は叶わなかった。 ただ、関根君はあれだけ実績のある選手である。今後の活躍を期待している。

以上。



試合終了後、ピッチ上では敵味方関係なくこの日の健闘を称え、交友を深めている。
インゴルはベンチ外だった選手もピッチに姿を現し、所属選手全員でこの日の勝利を喜んでいた。 勿論、関根君や渡辺君の姿も見える。そして、最後には全員で円陣を組み、次の試合に向けての士気を高めていた。
日本では中々見ない光景だけに最初は違和感を感じたが、こういう”クラブ全体で戦う!”というスタンスは素晴らしいと思う。



また、印象的だったのは、アウェークラブである負けたハイデンハイム側もチーム全員で長々と円陣を組み、 全員で意思統一を図っていた。これは今まで一度たりとも見たことがない光景だった。
そして、その姿を見届け、挨拶に向かった選手に対し、コールを贈るサポーター。 その姿を見て、私は何とも言えない、晴れやかな気持ちになった。



スタジアムを後にし、スタジアム前のバス停から運航しているシャトルバスでインゴルシュタット中央駅に戻る。
今日の宿泊地はニュルンベルク。
明日からの予定を考えると、少しでも北上しておく必要があったのと、出来る限り連泊したいという事から、ニュルンベルクがベストだと判断した。
ただ、この日のホテルには23時までにチェックインしなければならない。
インゴルシュタットとニュルンベルクは同じバイエルン州であり、この日の観戦チケットがあれば急行以下の電車は無料で乗車できるのだが、時間的に間に合わないのだ。
と、言う訳で、仕方ないので時間に間に合う電車のチケットを確保する。
ドイツ鉄道の非常に便利な所は、ネットで全て電車のチケットを直前まで購入できるところである。 しかも、乗車する列車をすれば、正規の値段よりも安くなり、場合によっては半額以下の価格で購入できるのだ。
今回の旅はこれを利用して、かなりの移動費を節約できた。恐らく、数万単位で節約出来ただろう。

駅構内で食料を買い込み、ホームで一服して時間を過ごす。

たまたまホームに落ちていたインゴルシュタットの年間シートである事が刻まれたカードを拾い、ホームで屯する警察官に届け出る。 普段は険しい顔をして周りを威嚇していることが多い彼らだが、私がカードを手渡すと満面の笑みで私の行動を称えてくれた。 「流石、ジャパニーズだ!俺はお前たちを心からリスペクトしているぞ!」と肩をバシバシ叩かれながら褒められた。
まぁ、褒められるのは何歳になっても嬉しいものである。




電車は約30分程でニュルンベルクに到着。流石にICEだとメチャクチャ早い。

ホテルでチェックインを済ませ、早々に明日の準備を整える。
週末で、ニュルンベルク駅前3分の好立地。しかも格安という事で、ある程度は覚悟していたが、まぁ、あれだ。監獄みたいな部屋である。

明日は朝6時に起きて、ライプツィッヒに向かって出発する。 明日の天気予報は「曇りのち雨」。天気だけが心配だが、そこは天性の晴れ男である自分を信じ、この日は眠りについた。


(「10/21-Ⅰ-:光芒のイェーナ」に続く・・・)


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