はじめに:旅のきっかけ

 10/19 -T-:制限時間:4時間23分
 10/19 -U-:星屑のホッフェンハイム
 10/20 -T-:個々は渾沌の隷也
 10/20 -U-:紅血のタカヒロ・セキネ
 10/20 -V-:魂焦せ、燃えよインゴル!
 10/21 -T-:光芒のイェーナ
 10/21 -U-:ライプツィヒの幻陽
 10/21 -V-:虹霓のタクマ・アサノ
 10/22 -T-:新緑のクローバー
 10/22 -U-:ニュルンベルクの残光
 10/22 -V-:暁の純潔
 10/23 -T-:バーデンブリュテンブルク潮流
 10/23 -U-:ザントハウゼンの肖像
 10/23 -V-:I'm still standing
 10/24 -T-:see off

 10/21-V-:虹霓のタクマ・アサノ



試合開始40分前。
両チームのスターティングメンバーが発表される。
そして、VfBシュトゥットガルトのメンバーに「浅野拓磨」の名がある事に大きく安堵する。

この試合を選んだ大きな理由の一つに浅野が見たかったのというのがあった。
ただ、残念ながら現状、浅野はここVfBシュトゥットガルトで不動のレギュラーと言う訳ではない。 なので、先発メンバーとして出場するかどうか微妙な所であったが、無事選ばれたようで何よりである。



感想を簡単に。

・試合途中から降りだした雨の影響からか、両チームとも細かいミスが目立ち、若干締まりの欠ける内容に。 決定機そのものも少なく、終盤にかけてはシュトゥットガルトが目立ったチャンスを作れなかったことで、若干緊張感に欠ける状況の中で試合は終了。
個人的な感想としては、この旅で一番退屈な試合だった。
・個人的に期待していた浅野だが、所々でその自慢のスピードを活かしたプレーを披露してくれた。 ただ、二度ほどあった好機を活かすことが出来ず、結局この日はノーゴール。残念ながら後半途中での交代となった。
・人数は少なかったものの、試合開始前から終了まで終始気合の入った声で後押しするシュトゥットガルトサポーター。 声の大きさと気合だけなら、完全にライプツィッヒサポーターを凌駕していた。 逆に、ライプツィッヒサポーターは数は多いものの、中心部と言われるコア部分の人数はまだまだの様に感じた。 これはこれまでトントン拍子で昇格してきた歴史の浅いクラブだけに、まだまだ追いついていない部分なのだろう。

以上。

試合前、気持ちいい程蒼く染まっていた空は、試合開始と共にどんよりとした雲が覆い、雨が降り注ぎ始めた事で気温も一気に低下。 その気温の低下に比例するかのように、残念ながら試合内容も低調なものとなった。



両チームの選手の挨拶を見届け、スタジアムを後にする。
試合中よりは幾分かはマシになってはいたものの、相変わらず雨は降り注いでいた。

荷物をピックアップし、雨に打たれながらトラム乗り場を目指す。
小雨だった雨が再び徐々に雨脚を強めてきた。
こういう時、日本ならそこら中に点在しているコンビニにでもよってビニール傘を購入してしまえばすむ話なのだが、残念ながらドイツには日本の様に至る所にコンビニは無い。
と、いうーか、ドイツ人は基本あまり傘を差さない。
日本の様に激しく雨が降る事が少ないので、基本、皆フードを被って、遣り過ごす人がほとんどなのだ。 だから、傘も売っている所が少なく、売っていても大体折り畳みの傘である。日本では市民権を獲得した透明のビニール傘等、ドイツでは見たことがない。

私も普段なら雨で多少髪や服が濡れようが特に気にするようなタイプではないのだが、今回は違う。 リュックにはカメラ等の精密機械が入っているし、それ以上に気にしているのが、今着ている服が今回の旅で唯一持参したジャケットだという事である。 もし、このジャケットがズブ濡れになってしまったら、明日以降着る上着が無い。
ここに来て、荷物を最小限にした弊害が出てきたのだ。

ただ、こんな時の為に私は常に持参しているものがある。
今年の日本代表戦で来場者プレゼントとして貰ったビニールシートだ。
普段はもっぱらお尻の下で活躍している代物だが、この日は頭の上から被る事で背中のリュックも雨から守る事が出来たのだ。我ながらナイスアイデアである。
まぁ、周りのドイツ人からは「なんだ、あのサムライブルー野郎は??」という好奇の目を向けられるのだが、それはこの際一切気にしない事にする。



結局、トラムは長蛇の列が出来ていた為、20分程歩いてライプツィッヒ中央駅まで歩いて戻って来た。
この日の宿泊先も昨日と同じニュルンベルク。19:40発のICEの切符は事前にネットで購入していた。
試合終了から電車が出発するまで時間はあるが、ライプツィッヒの街をぶらぶらすれば良いと思っていたので特に気にも留めていなかった。 しかし、この雨ではそんな気にも起こらない。



ライプツィッヒを出発してから約四時間後。電車は日の変わる少し前にニュルンベルク中央駅に到着した。

今日は土曜日の夜。
繁華街は深夜にも関わらず、多くの人で賑わっている。
皆、酒を飲みながら非常に楽しそうである。

そんな喧騒を横目に、疲れ切っていた私はそのままホテルに足を進めた。


(「10/22-T-:新緑のクローバー」に続く・・・)


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