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みよし運動公園野球場

■正式名称:みよし運動公園野球場
■愛称:三次きんさいスタジアム
■住所:広島県三次市東酒屋町493
■オープン:2009年4月25日
■収容人数:16000人

1989年から中国自動車道/三次インターチェンジ南側で整備事業が進められている「みよし運動公園」内に2009年にオープン。 時を同じくして誕生した新広島市民球場の影に隠れるような形になっているが、 こちらもプロ野球公式戦が開催できる立派な球場であり、同年6月25日には三次市内では52年ぶりとなるプロ野球公式戦が開催された。 同一年内に一つの県内でプロ野球が開催できる規模の球場が2つも開場するのも珍しいのではないだろうか。
愛称の“三次きんさいスタジアム”は公募で決められた。 「きんさい」は広島弁で「来てください」を表し、たくさんの人に来て貰いたいという願いが込められている。 また、「きんさい」という言葉自体が、夏に行われる「三次きんさい祭」などで市民に広く親しまれている事も考慮されている。
■芸備線「三次」駅より車10分、徒歩50分

最寄り駅は芸備線「三次」駅。車で駅からは10分程、インターからなら3分程度の距離にある。 駅から球場まではかなり距離があるので、素直にタクシー(料金:1400円程)を乗ることをお勧めする。 また、プロ野球公式戦開催日はシャトルバスが運行されている。
ちなみに、私は球場からの帰りに駅まで歩いてみたが、山しか見えない見知らぬ土地で完全に方向感覚を失い遭難しかけた。 オススメは絶対しない。


【出かける前に】

みよし運動公園野球場の天気
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・これまでの地方球場とは一味違うモダンな造りの外観。
色調もベージュを基調とした落ち着いたもので、一目見ただけでは球場に見えない。
 
 
・球場正面は広々としていて、試合開催日には露店が軒を連ねる。
 
 
・この球場最大の特徴は“公園と一体化した球場”という点にある。
外野スタンド上部に設けられたコンコースが、有料試合のないときは公園の遊歩道、 天然芝の外野スタンドが広場として扱われ、有料試合さえなければ、誰でも自由に外野スタンドに入ることができる。
私のような球場巡りをしている人間にとってはこれはかなり有難い。 また、地域の人にとっては、より球場が身近に感じる事ができるのではないだろうか。

・スタンド上部に設けられているコンコース。
広さはあまりないものの、どの位置からでもグラウンドを見ることができ、開放的な雰囲気がある。
 
・スタジアム正面入口付近には、この球場での初めてのホームランを記念したプレートが掲げられている。


・収容人数は内野8000人、外野8000人の16000人。
スタンドは一層式で、どの席からでも臨場感を感じる事が出来る造りとなっている。
・全面人工芝のグラウンドは、中堅122M、両翼100Mと、プロ野球開催には申し分ない広さを持つ。
また、人工芝の色調は、クリネックススタジアム宮城に非常に似ている。
 
・一、三塁側スタンド前方はファールグラウンドにせり出し、“フィールドシート”に近い感覚が味わえる。
 
・外野スタンドは天然芝生席。 左右非対称で、ライトスタンドの方が奥行きがある。
 
・レフトスタンドには球場初本塁打の着弾地に記念プレートが埋め込まれてる。周辺は柵に囲まれているが、触れることはできる。 こういう所から、関係者の球場に対する愛情を感じるのは私だけだろうか。
 
・スコアボードは磁気反転式で、大型映像装置はないが地方球場としては十分な代物。 ただ、スタンドの前方に設置してある事から、大部分の外野席からは見ることが出来ない。 後方に十分すぎるほどのスペースがある分、もう少し考慮してもらいたかった。
・バックネット裏にはアウトカウント表示機が設置されているが、得点を表示するものはない。
 
・座席はバックネット裏スタンドは背もたれ付き、それ以外は背もたれなしのセパレートタイプ。 地方球場といえば“内野スタンド=ベンチシート”が大多数を占める中で、これはかなり贅沢な代物である。
 
・地方球場では画期的といえるのが、常設されたテーブルシート。 広島産の間伐材を使用した大きめの椅子は座り心地もよく、木の温もりが伝わるかなり贅沢な代物となっている。
地方球場といえば、外観に違いがあっても中に入ってしまえばどこも似たような感じで 、面白みに欠ける事が多い。

しかし、この球場は今までの“量産型”地方球場とは完全に一線を画する。
快適かつ臨場感溢れる観戦できる環境と周辺地域との一体感、これまでの地方球場にありそうでなかった、 これからの地方球場のあり方を示している。

また、球場全体から関係者のこの球場に対する愛情を強く感じる。
とても大事に、そして宝物のように造られ、扱われている事が伝わってくる。
こういう場所は、ただそこにいるだけで心地よく、心が温かくなる。

この球場が、これからの地方球場のスタンダードになる可能性を秘めているのは間違いない。
いや、なるべきである。

作成日:2010/6/3
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