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阪神甲子園球場

■正式名称:阪神甲子園球場
■住 所 :兵庫県西宮市甲子園町1-82
■オープン:1924年8月1日
■収容人数:50454人(2007年まで)
     46229人(2008年)
     47808人(2009年)

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1924年に開業。この年が十千十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年ということから「阪神甲子園大運動場」と名付けられた。
阪神タイガーズの本拠地であり、すべての高校球児の憧れの地として数々のドラマを生み出した日本初の野球場は、正に聖地と呼ぶに相応しい球場であり、 汗と涙が染み込んだ内野の土と一年中緑に輝く外野の天然芝のコントラスト、球場を包み込む蔦、巨大なスタンド、全てが伝統に満ち溢れている。
■阪神電車「甲子園」駅から徒歩2分
■JR神戸線「甲子園口」駅からバスで10分

大阪方面からは「大阪(梅田)」駅から電車で20分、兵庫方面からは「三宮」駅から17分、「西宮」駅からはたった2分と交通の便は抜群。最寄り駅の「甲子園」駅から球場までも徒歩2分と申し分ない立地条件。
試合後の「甲子園」駅はさすがに大混雑するが、自社鉄道という事でかなりの増便があり、駅員の対応もかなり熟練しているので、不快感を感じることなく電車に乗ることが出来る。
一応、JR甲子園口駅からバスでも行く事はできるが、色々と面倒なのでお勧めはしない。
併設の駐車場はなく、民間の駐車場は馬鹿みたいに高いので車での来場はオススメしない。



【出かける前に】

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・駅から球場へ向かう途中には数多くのグッズショップが軒を連ね、活気のある昔ながらの雰囲気は見ているだけでも楽しい。 また、球場の目の前にダイエーもあるので、買出しに困ることも全くないだろう。
・周辺には所々にモニュメントも設置されている。
 
 

 
・球場の外壁を覆い尽くす緑の蔦は甲子園球場の象徴とされている。 ちなみに、この蔦の管理もグラウンドと同じく阪神園芸が行っている。
 
・球場の周辺には室内練習場やクラブハウス、オフィシャルのグッズショップも併設されている。

・2008年からの3年がかりで行われる“平成の大改修”。
今回の改修にあたり、蔦は一度取り外され、代わりにパネルが設置されている。しかし、この程度の代物なら陳腐に見えるだけなのでいらないと思う。

・パネルには改修前・改修後の完成予想イラストも描かれている。

・今までは全て蔦で覆われていた外壁だが、今回の工事でガラススクリーンを用いたモダンな正面玄関が造られた。

・バックネット裏スタンド(グリーンシート)にはこの球場正面の両サイドに設けられた入場門から入る。 入場するとすぐにレンガに囲まれた階段があり、甲子園という歴史ある球場の雰囲気作りに一役買っている。 ただ、この規模の球場の出入り口としてはかなり狭く、閉塞感は否めない。


・一塁側、三塁側には入場用の外周デッキが設けられ、階段を上がった二階部分から入場する。
 
 
 
・内野エリアの一階には一塁側120坪、三塁側70坪の大型グッズショップが設けられた。
ちなみに、一塁側外周にあったグッズショップ「アルプス」は今回の工事に伴い、高架前のスペースに移設されている。


・1985年に阪神が初の日本一に輝いたとき、道頓堀に沈められ長らく行方不明になっていたカーネルサンダースが2009年に発見された。
甲子園球場内に展示されることも検討されていたが、「甲子園駅」前のケンタッキーフライドチキン店内に展示されている(2010年現在)。


・第二期改修工事を終了した甲子園球場。
第一期改修工事時に内野スタンドの外壁を覆っていた蔦のパネルは取り外され、 落ち着いた色合いのレンガ調の外観がお目見えした。
今後、全国各地に散らばっている蔦の里帰りが行われるが、 改修前の姿に戻るのはまだまだ先になりそうだ。


・正面壁には「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」が設置されている。 記念レリーフは3枚で構成され、阪神甲子園球場と、ここを舞台に歴史を刻んできた高校野球、そして阪神タイガースをそれぞれモチーフとしている。






・正面玄関そばには「メモリアルウォール」という場所が設けられ、プロ野球開催時には阪神タイガース選手のパネルが、 高校野球開催時には試合速報や出場校一覧などの情報が展示される。
 
・また、阪神タイガースが誇る3人の永久欠番選手を記念するプレートも展示されている。
 
・球場西側にある「ミズノスクエア」と命名された広場は、ミズノが命名権を獲得し名づけられた。
ここには以前球場正面に設置されていたベーブルース来場記念碑が移設されたほか、同社のグラブ、バット、スパイク、ボールの歴史を学ぶことができるパネルが常設展示されている。








・バックスクリーン後ろには「甲子園レンガメッセージ」というファンのメッセージが刻み込まれたレンガが敷き詰めれらている。 ここには高校野球・春の選抜大会、夏の選手権大会の優勝高が刻み込まれたレンガも敷き詰められている。
 
・その他にも「ツタの里帰り記念銘板」「皇太子殿下行啓記念銘板」が設置されている。


 
・甲子園歴史館の前には「野球塔」が建設された。これは夏の第二十回大会を記念して建設された初代野球塔(戦火により崩壊)と、春の第三十回大会を記念して建設された選抜高校野球塔(老朽化により撤去)の歴史を踏まえ、春・夏の高校野球を 象徴する記念碑として作られたものであり、壁の銅版には優勝高の名が刻み込まれている。
・敷地外の道路に設置されている車輪止めにも優勝高のプレートが付けられている。


 
・内野コンコースの一階と二階はそれぞれ独立した構造で、内部では繋がっていない。
 
・さすがに古い球場だけあって、コンコースは基本的には汚い・狭い・薄暗いの三重苦。ただ、内野スタンドの一階コンコースは他に比べると幾分マシで、レストランやフードコートも用意されている。
・売店は店舗、メニュー数は共に充実しており、名物の「甲子園カレー」や「焼き鳥」は一食の価値はある。
 
・アルプススタンドへ上がる階段は一つしかない。コンコースも狭い上に、汚いトイレが丸見えと最悪の環境。 売店は隅に固まって設置されている。
 
 
・外野コンコースもかなり入り組んでいて、慣れていないと迷う事もある。

・収容人数は50454人。スタンドは全一層式で、グラウンドレベルから席が設置されている。
・上空を舞う浜風はこれまで様々なドラマを生み出し、甲子園には魔物がいると呼ばれるきっかけとなった。
 
・この球場では一塁側、三塁側関係なく、スタンドほぼ全てを阪神ファンが埋め尽くす。 阪神ファンも昔に比べると大分穏やかになったと言われるが、それでも他球団の応援は出来るだけ自重したほうがよい。
・内野の黒土の色と外野の天然芝の緑が綺麗なコントラストを描くグラウンドは、日本の野球場の原風景。 黒土は国内の黒土と中国福建省の白砂をブレンドし、季節によってブレンド具合を変えている。
・高校野球大会後は外野の天然芝が部分的に禿る事が多いので、綺麗な天然芝を見たければ高校野球の大会前がベスト。夏芝と冬芝が混合する秋口もオススメである。
・両翼96M、中堅120Mとこれだけみればそんなに広くは無い様に感じるが、 左・右中間が119Mと世界でも随一の広さを誇り、グラウンド面積だけなら国内でも有数の広さを誇る。
ファールグラウンドにはブルペンが設置されているが、プロ野球では使用せず、アルプススタンド下にあるブルペンを使用している。
 
・アルプススタンドと呼ばれる内野スタンドは、 その大きさから画家の岡本太郎氏の父の岡本一平氏が命名したといわれている。
 
 
 
・甲子園の代名詞とも言われる巨大な銀傘は、バックネット裏スタンドに架かっている。
 
・スコアボードは時計台を思わせるもので、 スコアボード近くの外野席からでも十分見ることが出来る。
右半分のカラービジョンは、2005年からLED方式に改造される事で、 よりクリアな映像を再生している。
 
・球場内に設置されている照明塔。 支柱がスタンド内にあるため、席によっては支柱で視界が遮られる。 また、照明塔の他に、銀傘の上にも照明は設置されている。
 

・座席はバックネット裏スタンド付近の席は背もたれ付きで、その他の席はベンチシート。 バックネット裏スタンドの座席のみテーブルが付いている。
・古い球場ゆえ、仕方ないといえば仕方ないが、 バックネット裏スタンド以外の席はとにかく狭い。 座席自体が小さいだけでなく、前後左右にもスペースに余裕がなく、 驚くほど窮屈で快適性など全くない。
座席が列の真ん中周辺にあると通路に出るのも一苦労なので、 トイレと買出しは試合前に済ませていたほうがよい。 ただ、そんな環境でも売り子君達はお構いなしで、かなり強引に進入してくる。







・第一期改修工事終了に伴い、内野スタンドは一階のコンコースがなくなった。
二階、三階のコンコースは一塁側から三塁側まで全て繋がり、アルプススタンドを含めコンコースの行き来が出来るようになった。

 
 
 
 
・二階のコンコースはゆったりとした造りで、店内で食事が出来るフードコートも数が増え、因縁のあるケンタッキーフライドチキンも登場。 喫煙ルームも設けられている。

・三階コンコースは相変わらず狭いが、売店などは二階コンコース同様大幅に新設されている。

・“狭い、汚い、外から見える”と最悪の状態であったトイレも大きく改善された。 場所によっては広さはそんなに変わらないが綺麗になり、数は少ないものの授乳スペースも設けられた。






 
・一期改修工事ではバックネット裏スタンドが改装され、座席間隔、座席サイズがより快適なものに変更された。
・これに伴う座席数の減少を補う為、一・三塁側の最前列は最大6.5mグラウンド側へ拡張。グラウンドが近くなった事で臨場感もUPした。
また、座席エリアの境界線も変更され、グリーンシートのエリアが広くなった。

・座席はグリーンシート、一・三塁側ボックスシートは前後間隔を90cm、背もたれの長さを足の着地面から94cmで統一し、 座席の座面にクッション性の高い材質を採用した上、全席に以前と比べると一回り大きいテーブルが設置された。
・イエロー・オレンジシートも前後間隔を80cm確保し、座席もゆったりとしたものに変更してドリンクホルダーも設置、 座席の色も他と同じ落ち着いた深緑色に変更した事で、スタンド全体に統一感が出ている。

・ただ、問題点も少なくない。
内野スタンドを最大6.5m前に出した事で、ベンチの位置も変更したのだがこれが大失敗。
収納スペースが少ない上に、地面下まで深く掘り下げられた構造で、最前部の床面がグラウンド面から82センチも下にある。 転落でもすると、選手生命どころか命の危険すらある状況になった。
また、2列あるベンチの後部座席も、そのままではグラウンドが見渡せないため、イスは約1メートルの高さに作られたのだが、後部座席には屋根があり、身長175センチの岡田監督(当時)が座っても、頭とコンクリート天井の間がギリギリの状態だった。 しかも、階段の頑丈な手摺りも通行の邪魔となり、 前列からベンチを出るには一度奥に戻る必要がある。
もう、ここまで欠陥が揃うと呆れるしかない。
ただ、その後、突貫工事を行い、若干改善はしている。

・また、内野スタンドを最大6.5m前に拡張したが、 アルプススタンドはそのままだったことで本塁寄りの前列数十席程からは、 その部分が死角となって打席が見えないことが判明。 二期工事終了後には改善される予定ということもあり、座席を販売しないことで対応した。

・さらにこれまたこの年だけの問題点だと思うが、 バックネット裏スタンドの最上段の席で立ち上がると、 銀傘の鉄骨に頭がぶつかってしまう。
ただ、これにはさすがに気付いていたらしく、鉄骨にはラバーが巻かれている。


・第一期改修工事でリニューアルされた内野スタンドコンコースは、若干のマイナーチェンジはあったもののほとんど変わりはない。
・ちなみに、正面玄関の階段を上がったところにあるホームベース、バッターボックスは実際と同じ大きさで、グラウンドと直線上の同じ位置に描かれている。


・第二期改修工事ではアルプススタンド、外野スタンドのコンコースが新しく生まれ変わった。
・「狭い、暗い、汚い」の三重苦であったアルプススタンドコンコースは、内野スタンドコンコースと同じようなコンセプトで改修され、 二階部分にも増設された事で施設、エリア共に拡充し、大幅に快適性が向上している。
・ちなみに、二階コンコースの窓にはシャッターが降ろされているが、これは下がブルペンになっているためで、試合開催中に見ることができないようにするためである。 では、何時誰が見るための窓なのか?どのような目的があって設置されたのか?意図が良くわからない。




・外野スタンドもコンコースが増設され、イートイン店舗も造られた。


・ただ、元の構造を基本に改修しているためか、ややこしい迷路のような構造は変わっていない。
改修を終えたコンコースの感想だが、 大手スーパーのフードコートの様などこか垢抜けない雰囲気を感じた。
「はい、綺麗にしましたよ。広くしましたよ。店を増やしましたよ。」というだけで、全く味気ない。
折角なんだから、全体的にタイガースカラーで彩り、球団の歴史や所属選手の紹介パネル等、 虎の聖地として“タイガース色”をもっと全面に押し出してもよかったのではないか?と感じている。
また、売店の数が増えたのは良いが、同じような店舗が並んでいて面白味がない。 どのスタンドで観戦しても同じものが食べられるというのも悪くはないが、 少しぐらいは差別化を図ってもよかったのではないかと思う。









 
・第二期改修工事では銀傘の架け替え工事が行われ、ガルバリウム鋼板製の大きな銀傘は開設当初と同じものとなり、アルプススタンドを除く内野席全体を覆っている。 この新しい銀傘には「太陽光発電装備」が搭載され、年間の推定発電電力量は甲子園球場が1シーズンにナイトゲームで使用する照明の電力量に相当する。
・銀傘を支えるため、スタンドのあらゆる所で視界をさえぎっていた支柱も、より上段に移設した事で視界がクリアになる席が増えた。
ただ、視界が遮られる部分が残っている事には変わりなく、しかも支柱が太くなった事で、場所によっては明らかに以前よりも見難くなった。
・また、銀傘の下には大型モニターやビアサーバーなどがある個室タイプの“ロイヤルスイート”が新設され、更にその下には全長約250Mのリボン状LEDボード“甲子園ライナービジョン”も設置された。


・第一期改修工事でリニューアルされた内野スタンドには、日本居酒屋をイメージしたテーブルのある掘りごたつタイプのボックスシートが新設された。 この席には新設された銀傘の柱で見えづらい席も含まれる為、大型モニターが設置されており、生のプレイを観戦しながらもリプレイや選手の表情を楽しむことができる。
どうせなら柱より後方の席はすべてボックス席にすればよかったのに・・・。


・わずかながら個人的に期待していた内野スタンドのネットの撤廃は、議論すら行われなかったようだ。




・今回の工事後、今まで改修を繰り返してきた事であやふやだったグラウンドの厳密測量を行ったところ、両翼95M、中堅118Mだった事が判明した。
中堅の118Mは、プロ野球本拠地球場としては1番狭い横浜スタジアムと同じで、両翼は1M広いだけである。 広いと言われていたファールエリアも改修工事前の時点で千葉マリンスタジアムや札幌ドームよりも狭かった事も判り、改修工事後は更に削られている。
ただ、左中間最深部から本塁までの距離118Mは最長であり、浜風という数値だけでは測り切れないものもこの球場には存在する。 単純に数値だけを持ち出してアレコレ言えない事だけは事実である。
 
 
 




 
・今回の改修でアルプススタンドは横通路を一本、外野スタンドは縦通路を倍増させる事で 混雑時でも席移動が楽になり、快適性はかなり向上している。


・天然芝の美しさは相変わらずだが、個人的には廃止してもらいたかったファールグラウンドの人工芝は残念ながら受け継がれた。
ずっと綺麗な状態で保てるのならまだしも、張り替えられてからたった二年でくすんでいるのを見ると、これが天然芝になるともっと美しいグラウンドになるのに・・と、思うのは私だけだろうか。。


 
・第一期改修工事で問題点が続出したベンチ。 後列は視界を確保するため無理矢理位置を高くしたせいか、台の上に置かれた椅子に座っているような変な緊張感がある。 しかもベンチ内は段差が思っていたよりも多く、油断していると躓きそうになる。
応急処置だけして第二期改修工事の際にしっかりと直すものとばかり思っていたが、どうやらこのままいくらしい。よく選手から不満が出ないものである。



・バックスクリーン下にはオープンタイプのレストラン“ココナッツガーデン”が新設された。何の脈絡もなく、唐突にトロピカルな雰囲気のレストランを設置するあたりが・・・である。
メニューもオリジナルの商品を揃え、この場所にホームランが飛び込めばチームに関わらず飲食代が無料になるらしい。

・照明塔も前方の柱をスタンド最上段に、後方の柱を球場外周に設置したものが新設された。 これにより、照明の支柱に遮られる席は完全に消滅し、どの席からもクリアな視界が確保されるようになった。

・また、座席も面積は変わらないものの、座面にくぼみをつけて座り心地をUPし、座席下に荷物が置ける棚を設置する事で、ゴチャゴチャする足元を改善する工夫がされている。
四年にわたる大改修工事を終え、昔の面影を多分に残しながら甲子園球場は生まれ変わった。

ただ、「伝統」を優先した結果、“無難にまとめる”事が何よりも優先された感が強い。

確かに、綺麗になって快適性は格段に向上しているが、言い換えればそれだけである。
個人的には甲子園球場としての個性が薄れてしまい“つまんねー奴に成り下がった”感が半端ではない。

これなら、汚くて快適性など皆無でも、前の甲子園球場の方が良かった。

まぁ、こんな事を思っているのは、私ぐらいだろうけどね…。

作成日:2006/8/22
最終更新日:2011/4/20
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